世界大百科事典(旧版)内の《資治通鑑綱目》の言及
【通鑑綱目】より
…中国,司馬光の《資治通鑑》を独自の観点から再編成した歴史書。全59巻。著者は南宋の朱熹(しゆき)(子)であるが,実際は朱熹の構想に基づいて門人の趙師淵が編纂したといわれる。綱(大綱)と目(細目)から成り,前者は《春秋》にならって毀誉褒貶(きよほうへん)の意を寓し,後者は《左氏伝》にならって事実を具体的に述べる。三国の魏に代えて蜀を正統にするなど,《資治通鑑》が事実と現実を重視するのに対して義理を尊重している。…
※「《資治通鑑綱目》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」