《赤い花》(読み)あかいはな

世界大百科事典(旧版)内の《赤い花》の言及

【ガルシン】より

…残された作品は短編ばかりで,20編ほど。精神病院の庭に咲いている赤い罌粟(けし)の花をこの世の悪の源と思いこんで,その花を次々ともぎとって押しつぶし,憔悴(しようすい)しきって,しかし晴れやかな顔をして死んでいく精神病患者の話《赤い花》(1883),2人の線路番の犠牲的精神と悔い改めを描く《信号》(1887)などがある。その間に徐々に心の病におかされ,発作の際に4階の階段から身を投げ,若くして自らの生命を絶った。…

※「《赤い花》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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