《追究》(読み)ついきゅう

世界大百科事典(旧版)内の《追究》の言及

【ドキュメンタリー劇】より

…作品の内容が歴史的資料,証言などドキュメントによって事実性を裏づけられている点がこの場合の名称の由来である。キップハルトの《オッペンハイマー事件》(1964)やP.ワイスの《追究》(1965)などもこの系列にはいり,1960年代のこれらの作品は多くが日本でも上演されている。【森川 俊夫】。…

【ワイス】より

…しかし,しだいに社会との接点を求めるようになり,外向性へと変貌していく。個人主義と全体主義を対置させて第三の立場を求めた《マラ/サド劇Marat/Sade》(1964)の成功が転機となって,個人主義を清算したワイスは,世界を抑圧から解放する闘争に参加することを決意し,形式的にも新しい政治演劇《追究》(1965),《ルシタニアの怪物の歌》(1967),《ベトナム討論》(1968)を発表した。これに続く《亡命のトロツキー》(1970)では教条的左翼と一線を画し,《ヘルダーリン》(1971)によってこの狂気の詩人に新たな評価を与えた。…

※「《追究》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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