《野いちご》(読み)のいちご

世界大百科事典内の《野いちご》の言及

【シェーストレーム】より

…1923年,ハリウッドに招かれて,グリフィス監督の映画のヒロインだったリリアン・ギッシュ主演の《真紅の文字》(1925),《風》(1928)など〈サイレント末期の傑作〉を撮り,なかでも《風》は〈サイレント映画であるにもかかわらず,突風のうなり,ガラス窓に吹きつけられる砂の音が聞こえるような気がする〉迫真の名作としてジョルジュ・サドゥールの《世界映画史》に記されている。トーキー時代に入ってからは低迷し,30年にスウェーデンに帰った後もほとんど俳優としての出演作ばかりで,イングマル・ベルイマン監督が彼のために書いた《野いちご》(1957)の主人公の老人の役を最後にその映画人生を終えた。【広岡 勉】。…

【ベルイマン】より

…《不良少女モニカ》(1952)で世界的に知られ,《夏の夜は三たび微笑む》(1955)で名声を決定的なものにする。以後,《第七の封印》《野いちご》(ともに1957),《処女の泉》(1960),《仮面/ペルソナ》(1966),《狼の時間》(1968),《夜の儀式》(1969)等々と次々に問題作を発表して〈アート・シアターの巨匠〉となるが,73年のカラー作品《叫びとささやき》が世界的にヒットして(アメリカでは怪奇映画の巨匠として知られるロジャー・コーマンの手で配給された),その〈芸術性〉にも興行価値が認められた。《沈黙》の姉妹を演じたイングリット・チューリンとグンネル・リンドブロムをはじめ,ハリエット・アンデルソン,ビビ・アンデルソン,リブ・ウルマンといった女優たちの〈肉体的演技〉に支えられたその大胆なエロティシズム,すさまじい性描写によっても一時代を画した。…

※「《野いちご》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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