《野菊の墓》(読み)のぎくのはか

世界大百科事典(旧版)内の《野菊の墓》の言及

【伊藤左千夫】より

…そのころの歌風は《万葉集》を尊重し,写実的詠風を求めた。一方06年には小説《野菊の墓》を発表,夏目漱石の激賞をうけ,以後,自伝的小説を書いた。《馬酔木》のあとの雑誌《アカネ》を三井甲之(こうし)に託したが不仲となり,蕨真(けつしん)が発刊した《アララギ》(1908)に協力し翌年9月自宅に発行所を移し,島木赤彦,斎藤茂吉ら若手を育成した。…

※「《野菊の墓》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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