世界大百科事典(旧版)内の《鉄路の闘い》の言及
【クレマン】より
…フランスの映画監督。ナスチ占領下のフランス鉄道労働者のレジスタンスを描いた《鉄路の闘い》(1945,カンヌ映画祭グランプリ)をはじめ《海の牙》(1947),《禁じられた遊び》(1952,ベネチア映画祭金獅子賞・アカデミー外国映画賞)と,第2次世界大戦後たて続けに秀作を発表,戦前から戦中にかけての記録映画製作の経験を生かしたセミ・ドキュメンタリーの斬新な手法で国際的評価を得た。その後,ゾラ原作の《居酒屋》(1955)でリアリズムの到達点を示すが,59年の《太陽がいっぱい》以後は一転して娯楽映画に職人的手腕を発揮している。…
※「《鉄路の闘い》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」