《関鍛冶七流之事》(読み)せきかじしちりゅうのこと

世界大百科事典(旧版)内の《関鍛冶七流之事》の言及

【関物】より

…美濃国は鎌倉時代に為国や大野郡の寿命らがいたが,南北朝時代に至り,正宗門人と伝える金重が越前から関に移住し,室町時代に繁栄する関鍛冶の基を築いたという。関市春日神社にある関鍛冶の系譜を記した《関鍛冶七流之事》には金重の子金行の娘に大和手搔包永(てがいかねなが)を養子に迎え,その子兼光の子孫が善定兼吉,三阿弥兼高,奈良兼常,得印兼久,徳永兼宣,良賢兼舟,室屋兼在と7派に分かれてそれぞれ一流派をなしたとしている。室町中期以降はこの関を中心に蜂屋に兼貞,赤坂に兼元,清水に兼定らの名工がおり,これらを包含して末関物と称している。…

※「《関鍛冶七流之事》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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