《障子伝》(読み)しょうじでん

世界大百科事典(旧版)内の《障子伝》の言及

【聖徳太子】より

…《善光寺縁起》にも,この説話は,物部氏が難波の堀江に攘(はら)い捨てた,天笠の月蓋長者の造ったという一光三尊阿弥陀如来像を,本田善光が信濃国まで運んでまつるという,本尊一光三尊阿弥陀如来の将来をめぐる記述のなかに含まれ,太子伝とも重なって絵解きされていた。四天王寺にはすでに奈良時代に聖霊院と絵堂が建立され,当時《障子伝》と呼ばれる絵解きのための伝記が作られたらしい。12世紀には《台記》に絵解きの消息が知られる。…

※「《障子伝》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android