《雲井の曲》(読み)くもいのきょく

世界大百科事典(旧版)内の《雲井の曲》の言及

【八橋検校】より

…盲官系譜以外の門下には,前記北島のほか,住(隅)山流の祖の住山検校(その門下に継山流の祖の継山検校がある),大坂八橋流の祖とされる城追座頭,沖縄箏曲への伝承の祖とされる吉部座頭などが考えられる。 八橋の作品は《菜蕗(ふき)》以下のいわゆる八橋十三組が有名であり,とくにそのうち,《四季の曲》《扇の曲》《雲井の曲》は奥の〈三曲〉として重んぜられる。ほかに付物の《雲井弄斎》,秘曲の《古流四季源氏》などもあり,また器楽曲の《すががき》《りんぜつ》を発展させて現行の《六段》《》を成立させたのも八橋と考えられている。…

※「《雲井の曲》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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