世界大百科事典(旧版)内の《J.S.バッハ》の言及
【シュピッタ】より
…研究領域は中世初期からロマン派にまで及んだが,中心は17~18世紀のドイツ教会音楽にあり,古典文献学の方法を採用した精密な原典批判と,親友であったブラームスの影響による古典主義的な作品評価を特色としている。特に《J.S.バッハ》2巻(1873,80)はバッハ研究の礎石ともいうべき労作であり,《シュッツ全集》16巻(1885‐94),《ブクステフーデ・オルガン曲集》2巻(1867,77)の校訂・出版も重要な業績である。彼の弟フリードリヒFriedrich S.(1852‐1924)とその子ハインリヒHeinrich S.(1902‐72)も教会音楽,とりわけシュッツの研究家として知られている。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」