あった

精選版 日本国語大辞典 「あった」の意味・読み・例文・類語

あった

〘名〙 (形動) あたたまること、あたたかいこと、また、そのさまをいう幼児語
滑稽本浮世風呂(1809‐13)前「ソリャ、だぶだぶだぶだぶ。アア、能(い)いぞ能いぞ。温(アッタ)で能(いい)ぞ」

あった

〘副〙 (副詞「あた」の変化した語) =あた〔副〕
浄瑠璃・安倍宗任松浦簦(1737)二「あったどんくさい、草臥(くたびれ)たと、破れかぶれも気に懸けず」

あった

〘名〙 「あした(朝)」の幼児語。
※滑稽本・浮世風呂(1809‐13)二「坊や。〈略〉。朝(アッタ)起々したら、お目覚にお薩をやらうヨ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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