いさちる

精選版 日本国語大辞典 「いさちる」の意味・読み・例文・類語

いさ・ちる

〘自タ上一〙 はげしく泣く。慟哭(どうこく)する。いさつ。
古事記(712)上「何由に汝は事依させし国を治らずて、哭(な)き伊佐知流(イサチル)
[語誌](1)「古事記」では上一段活用の例のみであるが、「書紀古訓では上二段活用の例もある。→いさつ
(2)上一段から上二段へ変化したと考えるのが自然であるが、それを疑う説もある。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「いさちる」の意味・読み・例文・類語

いさ・ちる

[動タ上一]泣き叫ぶ。わめく。
「なにしかもいましは事寄させし国をらずて、き―・ちる」〈・上〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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