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いろり(囲炉裏) いろり

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世界大百科事典 第2版の解説

いろり【いろり(囲炉裏)】

農民の日常生活における中心的空間に設置された火所である。暖房,煮炊き,乾燥,照明などの機能を持ち,家族の成員の位置づけもその座席に示される。おそらく地面に設けられた,竪穴式住居にみられる炉が,高床式の住居になっても受け継がれたものであり,イロリとかユルリなどと呼ぶのは,〈居(い)る〉という生活様式の表現をもとにした古い言葉であろう。暖房機能としては,人間がここにいるときは火をたき続けるが,寝るときも火は灰の中に埋めておくのが一般である。

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世界大百科事典内のいろり(囲炉裏)の言及

【上座】より

…一つの部屋に同席したときに上位の者がすわるべき場所。どこをその部屋の上座と考えるかは室の配置や構成によって異なるが,一般的にはもっとも奥まった所である。座席の配置が明確に決まっていて,一目で同席者の序列を判断できることは,人間関係を円滑にしてきたといえるが,それがもっともはっきりと示されたのはケの空間ではイロリの座であり,ハレの空間では座敷の席である。イロリでは,土間から見て正面の席を上座とする。この座を横座と呼び,家の主人のみがすわる所とするのが全国的である。…

【住居】より

… 農家では千年屋と称される兵庫県の箱木家住宅が,室町時代に建てられたものとみなされる。茅葺入母屋造の屋根で内部は半分ぐらいが土間になり,床の間は表側の細長い室と裏側の〈いろり〉のある居間,およびその奥の納戸からなる。表側には縁がつき,建具は縁と居室の間にあって,袖壁の中へ板戸と障子を引き込む形式である。…

※「いろり(囲炉裏)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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