えず苦(読み)えずくろし

精選版 日本国語大辞典 「えず苦」の意味・読み・例文・類語

えず‐くろし【えず苦】

〘形シク〙 (「えず」は形容詞「えずい」の語幹か)
吐き気を催しそうである。胸くそが悪い。胸がむかつく。
浮世草子・略縁起出家形気(1769)一「誠に偕老同穴の契りよその見る目もゑづくろしかりける」
気味が悪い。
浄瑠璃猿丸太夫鹿巻毫(1736)二「ひったり抱きつく柳腰蟾蜍(ひきがへる)よりゑづくろし」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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