コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

お初/徳兵衛 おはつ/とくべえ

1件 の用語解説(お初/徳兵衛の意味・用語解説を検索)

朝日日本歴史人物事典の解説

お初/徳兵衛

元禄16(1703)年4月に大坂曾根崎で心中した男女。事件の翌月大坂竹本座で上演された人形浄瑠璃曾根崎心中」(近松門左衛門作)の当たりによって,後世まで長く知られるところとなった。実説は,天満屋の遊女お初のなじみである平野屋徳兵衛に結婚話がもちあがったことなどでふたりは別れねばならない事態となり,それを苦に曾根崎の森で果てたというもの。この事件を脚色した近松の「曾根崎心中」は,若い男女の純愛を一流の流麗な筆致で美しくうたいあげる。ことに道行は名文の誉れが高い。ちなみに同作は町人社会の出来事をあつかった世話浄瑠璃の嚆矢である。

(品川隆重)

出典|朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

お初/徳兵衛の関連キーワード五大力恋緘曾根崎曾根崎心中お初徳兵衛お初・徳兵衛明石越後掾小春・治兵衛辰松八郎兵衛(初代)曾根崎新地

今日のキーワード

パラチオン、パラチオンメチル

パラチオンは無色で油状の液体、パラチオンメチルはコハク色の液体。ともに毒性が強く、有機リン系殺虫剤として使用された。50年代以降、稲の害虫被害を防ぐことが確認され、広く導入された。しかし、農民の中毒死...

続きを読む

コトバンク for iPhone