お天気ポリス(読み)おてんきぽりす

知恵蔵mini 「お天気ポリス」の解説

お天気ポリス

京都府警が独自に配備した、期間限定で気象予報を行う警察官通称祇園祭の宵山期間中(7月14~16日)、「ゲリラ豪雨」(局地豪雨)による事故を未然に防ぐため、府警ヘリの操縦士気象予報士の資格を持つ巡査部長が「お天気ポリス」として2013年7月に役を任じられた。ゲリラ豪雨は局地的現象であり、特定の場所を細かく観測していないと予測は難しいため、お天気ポリスは期間中、京都府警の航空基地に待機し、祇園祭地域に特化した各種データを分析、その結果を警備本部に連絡。ゲリラ豪雨や落雷などの可能性が生じた場合、祇園祭の各山鉾町を巡回する警察官が、見物客らを安全な場所に誘導するとしている。

(2013-7-11)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android