お浦と治作伝説

朝日新聞掲載「キーワード」の解説

お浦と治作伝説

「地誌阿賀町」によると、その昔、情島に治作という若者がいた。対岸の波多見(現・呉市音戸町)の盆踊りに行った夜、地元の美しい娘お浦と出会い、恋に落ちた。よその村人との恋愛は禁じられ、掟(おきて)を破ったお浦は波多見の若者に海に突き落とされた。お浦が死ぬと、治作も後を追って海に飛び込んだ。50年ほど前、島おこしにと情島の海岸に高さ2メートル余りの石碑「比翼塚」が建てられたが、20年前の台風19号で倒壊した。

(2011-09-14 朝日新聞 朝刊 広島1 1地方)

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