かったるい(読み)カッタルイ

デジタル大辞泉 「かったるい」の意味・読み・例文・類語

かっ‐たる・い

[形]《「かいだる(腕弛)い」の音変化》
疲れてからだや気分が重く感じられる。だるい。「―・くて動くのがおっくうだ」
気分がのらない。また、物足りない。もどかしい。「経験豊富な人には―・い仕事だろう」→おかったるい
[派生]かったるげ[形動]かったるさ[名]
[類語]だるいけだるい疲れるくたびれる疲れ果てる疲れ切るしんどい気骨が折れる

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「かったるい」の意味・読み・例文・類語

かっ‐たる・い

〘形口〙 (「かいだるい(腕弛)」の変化した語)
① 体がだるく、ものうい。疲れた感じでだるい。〔物類称呼(1775)〕
事柄を処理するにはじゅうぶんでない。解決するには不足である。手ぬるい。多く「おかったるい」の形で用いられる。→おかったるい
③ まわりくどくてめんどうだの意の俗語。「そうじなんてかったるくてやってられない」
洒落本・契情買虎之巻(1778)五「コレナかったるい。しゃれなさるな」
かったる‐げ
〘形動〙
かったる‐さ
〘名〙

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