く・ク(読み)く

精選版 日本国語大辞典の解説

く【く・ク】

〘名〙 五十音図の第二行第三段(カ行ウ段)に置かれ、五十音順で第八位のかな。いろは順では第二十八位で、「お」のあと、「や」の前に位置する。現代標準語の音韻では、軟口蓋の無声破裂音 k と母音 u との結合した音節 ku にあたり、これを清音の「く」という。これに対して、濁点をつけた「」は、軟口蓋の有声破裂音 g の結合した音節 gu と、軟口蓋の通鼻破裂音 ŋ の結合した音節 ŋu とにあてられる。ŋu は語頭以外で gu の代わりに現われる。gu, ŋu を合わせて「く」の濁音といい、特に ŋu については鼻濁音の「ぐ」という。鼻濁音の「ぐ」を特に示す必要があるときは、濁点を一点にし、または半濁点゜を用いることがある。「く」の字形は「久」の草体から出たもの、「ク」の字形は「久」の初二画をとったものである。ローマ字では、清音に ku を、濁音に gu をあてる。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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