しみったれる(読み)シミッタレル

デジタル大辞泉 「しみったれる」の意味・読み・例文・類語

しみっ‐た・れる

[動ラ下一]《「しみたれる」の促音添加》
物惜しみをする。けちけちする。「御祝儀にそう―・れた真似もできない」
こせこせする。卑しい考えを持つ。「―・れた根性
服装などが、みすぼらしい感じを与える。「―・れた格好

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「しみったれる」の意味・読み・例文・類語

しみっ‐た・れる

〘自ラ下一〙
① けちけちする。いやしいことをする。しみたれる。
歌舞伎・三人吉三廓初買(1860)六幕「己が命を捨てればとて、手前達を出すものか、そんなしみったれた根性の和尚吉三と思って居るか」
② みすぼらしい姿や形をする。見ばえのしないなりをする。しみたれる。
※歌舞伎・彩入御伽草おつま八郎兵衛)(1808)序幕「しみったれたるやつしの形(なり)

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