しょ引(読み)しょびく

精選版 日本国語大辞典 「しょ引」の意味・読み・例文・類語

しょ‐び・く【しょ引】

〘他カ五(四)〙 (「しょ」は接頭語)
① 無理やりにひっぱってつれて来る。無理につれて行く。しょっぴく。
※雑俳・川柳評万句合‐安永四(1775)天一「まま事の店かへずうるずうるしょ引き」
※歌舞伎・紋尽五人男(1825)序幕うぬ親方までしょびいて行く奴だが、折角かみさんも詫びる事だから、料簡してやるぞ」
犯人容疑者警察署へひきつれる。しょっぴく。
恋慕ながし(1898)〈小栗風葉〉四「うんにゃ為らぬ、何でも交番へ提引(ショビ)かんぢゃ承知せぬわ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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