しらう

精選版 日本国語大辞典 「しらう」の意味・読み・例文・類語

しら・う しらふ

〘ハ四〙 (補助動詞として用いる) 互いに物事をし合う。しろう。〔十巻本和名抄(934頃)〕
源氏(1001‐14頃)橋姫御供の人は西の廓に呼びすへて、この宿直人ひしらふ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「しらう」の意味・読み・例文・類語

しら・う〔しらふ〕

[動ハ四](他の動詞の連用形に付いて)互いに…し合う。しろう。
「いと深からずともなだらかなるほどにあひ―・はむ人もがな」〈末摘花

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