じゃみる(読み)ジャミル

デジタル大辞泉 「じゃみる」の意味・読み・例文・類語

じゃ・みる

[動マ上一]近世語》事が途中でだめになる。おじゃんになる。また、おじゃんにする。
「この相談は―・みる筈なり」〈風来六部集・里のをだ巻評〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「じゃみる」の意味・読み・例文・類語

じゃ‐・みる

[1] 〘自マ上一〙 ことが中途でだめになる。挫折(ざせつ)する。おじゃんになる。
※俳諧・宗因七百韵(1677)「さし出す順のこぶしの手をひろげ〈定祐〉 さてこそつきのあたりじゃみたか〈旨如〉」
※滑稽本・風来六部集(1780)里のをだ巻評「此相談はじゃみる筈なり」
[2] 〘他マ上一〙 中途でだめにする。中止する。
浄瑠璃関取千両幟(1767)二「何卒(どうぞ)そっちの身請を、じゃみる様に言廻してたもるまいか」

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