濉渓(読み)すいけい

日本大百科全書(ニッポニカ) 「濉渓」の意味・わかりやすい解説

濉渓
すいけい / ソイシー

中国、安徽(あんき)省北部の県。淮北(わいほく)市に属する。人口110万4000(2014)。1950年宿(しゅく)県(現、宿州市)から分離して設けられた。濉河、澮河(かいが)、沱河(だが)が県内を南東に流れる。小麦、大豆などを産出し、コウリャンでつくった大麹(だいきく)酒は県の特産品である。京滬(けいこ)線の支線符夾線(符離集―夾河寨(きょうがさい))と青阜線(青竜山阜陽)が通じる。県南部の双堆集(そうたいしゅう)鎮は、国共内戦における淮海(わいかい)戦役の主戦場の一つとして有名。

[林 和生・編集部 2017年7月19日]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「濉渓」の意味・わかりやすい解説

濉渓
すいけい

ホワイペイ(淮北)特別市」のページをご覧ください。

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