すこびる

精選版 日本国語大辞典 「すこびる」の意味・読み・例文・類語

す‐こ・びる

〘自バ上一〙 すこ・ぶ 〘自バ上二〙 (「す」は接頭語。「ずこびる」とも) 気どった様子をする。こましゃくれる。えらぶる。利口ぶる。
甲陽軍鑑(17C初)品三三「か様のざれごとも、済家洞家の禅宗立入、少し禅宗口にづこびて申也」
浄瑠璃大職冠(1711頃)三「エエすこびた餓鬼(がき)め」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「すこびる」の意味・読み・例文・類語

す‐こ・びる

[動バ上一]ひどくませている。こましゃくれる。
「―・びた餓鬼め」〈浄・大織冠

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android