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すみわけ(棲分け) すみわけhabitat segregation

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世界大百科事典 第2版の解説

すみわけ【すみわけ(棲分け) habitat segregation】

一般にはしばしば混用されるが,この言葉には以下に述べる二つのかなり異なった概念が含まれている。(1)現象としてのすみわけ 生活様式のよく似た近縁の2種以上の生物が,同一の地理的な地域に分布しているとき,それらの種はしばしば(必ずではないが)互いに異なった生息環境に住んでいる。これは脊椎動物種子植物に多いが,昆虫などでも見られることがある。このような現象をすみわけと呼び,その2種以上の生物は互いにすみわけているという。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
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世界大百科事典内のすみわけ(棲分け)の言及

【異所性】より

…〈二つ以上の種または亜種が繁殖の場を重複せずに分布する状態〉と定義される。島の場合などは単なる地理的隔離分布として説明できるが,同じ地理的地域内に分布していても(地理的同所性),生態的には隣接する2種の個体や個体群が,環境的(高い所と低い所,林と草地など)・社会的(他種がいるために分布の拡大が抑えられている場合)・時間的(繁殖する季節が異なる場合)に〈すみわけ〉ていることが多い(生態的異所性)。しかし種分化が十分でない場合には両者の分布の間で交雑(異所性交雑)が起こることもある。…

【生物群集】より

…動物の場合は,個体の行動を介して起こっている相互関係に重点を置いて見た場合の個体群を指すのに用いることが多く,植物の場合は,群集の中の植物(とくにいわゆる高等植物)だけの集団を指し,あるいはそれを一つの学派の見方で研究する場合にのみ用いることが多い。また日本の一部では,今西錦司のすみわけ原理に立つ場合に,群集のことを生物社会と呼んでいる。
[生物間の相互依存性]
 動物は,他の生物の体や死骸,またはその一部を食って生活している。…

※「すみわけ(棲分け)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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