たんぽ(読み)タンポ

デジタル大辞泉 「たんぽ」の意味・読み・例文・類語

たんぽ

綿などを丸めて皮や布で包んだもの。けいこ用の槍の頭につけたり、拓本をとるとき墨を含ませたりするのに用いる。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「たんぽ」の意味・読み・例文・類語

たんぽ

〘名〙 綿をまるめて布や革で包んだもの。
① けいこ用のやりの先につけるもの。また、そのやり。
歌舞伎霊験曾我籬(1809)序幕「細内(ほそない)中間にて、たんぽ附きの稽古槍を担ぎ」
② 石ずりをする時、また拓本をとる時、墨をつけるのに用いる道具。〔版画技法(1927)〕

たんぽ

〘名〙 「たんぽぽ蒲公英)」の変化した語。《季・春》
※歌舞伎・お染久松色読販(1813)序幕「朝顔形の菜売籠に田芹・たんぽ・藁苞にした嫁菜を入れ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

普及版 字通 「たんぽ」の読み・字形・画数・意味

【旦】たんぽ

朝夕

字通「旦」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android