だんない(読み)ダンナイ

デジタル大辞泉 「だんない」の意味・読み・例文・類語

だん‐な・い

[形]《「だいじな(大事無)い」の音変化か。近世上方語》大したことはない。支障ない。かまわない。
「どしても―・いが、とるにしくはないさかい」〈滑・膝栗毛・七〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「だんない」の意味・読み・例文・類語

だん‐な・い

〘形口〙 (「だいじない(大事無)」の変化した語か) かまわない。さしつかえない。何ともない。苦しくない。大した事はない。〔かた言(1650)〕
狂言記柿売(1660)「『かやうの物は、あがりましてもくるしう御ざりませぬ』『だんないか、一つくをふに』」

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