ちょぼくる

精選版 日本国語大辞典 「ちょぼくる」の意味・読み・例文・類語

ちょぼ‐く・る

〘他ラ四〙
① ことばたくみに言いまるめる。弁舌たくみに言いくるめる。ちょびくる。ちょびる。
浄瑠璃・難波丸金鶏(1759)伏見京橋「夫れでわしはアノナ口に疵をしましたはいの。ヤアちょぼくるなちょぼくるな、戻(もど)しゃがらにゃえらいぞよ」
② からかう。ひやかす。ばかにする。なぶる。ちょびる。
浮世草子・世間化物気質(1770)五「人は生(いか)さいで、可愛やおっ付(つけ)お殺し被成で有ふとちょぼくる声も」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「ちょぼくる」の意味・読み・例文・類語

ちょぼ‐く・る

[動ラ四]
口先でうまく言いくるめる。
「やあ―・るな―・るな」〈浄・難波丸金鶏〉
からかう。ばかにする。
「せんぼつかうて地の大夫を―・り」〈浮・芝居気質〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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