つぼ

世界大百科事典(旧版)内のつぼの言及

【経穴】より

…以下に述べるのは通常用いられている広い意味の経穴である。経穴は俗に〈つぼ〉と呼ばれて,鍼(はり)をうつとか灸(きゆう)をすえるとか刺激を加えることによって,遠く離れた場所に反応を起こして病変を好転させることのできる部位である。 経穴は《素問》(《黄帝内経》)や《甲乙経》などの古い文献では気穴や孔穴とも呼ばれている。…

【鍼灸】より

…中国で発達した物理療法で,体表に金属針を刺す(鍼をうつ)か,もぐさを置いて火をつける(灸をすえる)という刺激を加えることによって病気を治療する。種々の手法が存在したらしいが,もっとも普通に用いられてきたのは,経穴(俗につぼという)という体表の特定の部位を刺激して,多くの場合そこから離れた部位にある病変を治癒させるものである。鍼灸の治療理論になっている経脈(けいみやく)説は,人体には経脈という脈管があり,そのなかを気が循環して生理機能をつかさどっているというもので,その基礎は漢代に成立したと考えられる。…

※「つぼ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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