つぼい(読み)ツボイ

デジタル大辞泉 「つぼい」の意味・読み・例文・類語

つぼ・い

[形][文]つぼ・し[ク]中世近世語
入口などがすぼまっている。
「眼ワ―・ウ、シカモ出テ」〈天草本伊曽保・イソポが生涯
かわいい。かわいらしい。
「うち見には恐ろしげなれど、馴れて―・いは山伏」〈伽・酒呑童子

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精選版 日本国語大辞典 「つぼい」の意味・読み・例文・類語

つぼ・い

〘形口〙 つぼ・し 〘形ク〙
① 親しみが持てるようなさまである。また、かわいい。かわいらしい。
※歌謡・閑吟集(1518)「つぼひなうせいしゃう、つぼひなふ、つぼや、ねもせひで、ねむかるらふ」
② すぼんで狭く細くなっている。すぼい。
※天草本伊曾保(1593)イソポの生涯の事「マヅ コウベワ トガリ マナコワ tçubô(ツボウ) シカモ デテ」

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