てっか

世界大百科事典(旧版)内のてっかの言及

【指貫】より

…このうち指の語は早く中国の《説文》に見え,〈於与比沼岐〉の語は《和名抄》に記され,指を〈於与比〉と称していたことが知られる。 現在,〈ゆびぬき〉の語は広く全国的に行われてはいるが,東北地方の青森,秋田,岩手の諸県ではこれを〈てっか〉と呼び,仙台地方では〈しごとゆびわ〉といっている。指貫は以前は真綿(まわた)や布を糸で刺したり,革や厚紙などを用いて各自で作ったが,使用しているうちに針の頭が突きぬけて指を傷つけることが多かったので,大正時代から金属製やセルロイド製の指貫が市販されるようになり,その表面に多数の細かいくぼみがつけられて針を受け止めやすくし,かつ長く使用しても針が突き刺さることがなくなったが,真綿製や革製品に比べると針をいためることが多いともいわれる。…

※「てっか」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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