て・テ(読み)て

精選版 日本国語大辞典 「て・テ」の意味・読み・例文・類語

て【て・テ】

〘名〙 五十音図の第四行第四段(タ行エ段)に置かれ、五十音順で第十九位のかな。いろは順では、第三十五位で、「え」のあと「あ」の前に位置する。現代標準語の音韻では、舌先と上の歯茎との間で調音される無声破裂音 t と母音 e との結合した音節 te にあたり、これを清音の「て」という。これに対して、「て」に濁点をつけた「で」は、同じ調音点における有声破裂音 d と母音 e との結合した音節 de にあてられる。これを「て」の濁音という。「て」の字形は「天」の草体から、「テ」の字形は「天」の省画から出たものである。ローマ字では、清音に te、濁音に de をあてる。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android