とむない

精選版 日本国語大辞典 「とむない」の意味・読み・例文・類語

とむ‐な・い

連語〙 (希望助動詞「たい」に助詞「も」が付き、これに打消の助動詞「ない」が付いた「たくもない」が「たうもない」「とうもない」「ともない」「とむない」と変化したもの) 動詞の連用形について、「…したくもない」の意を表わす。とみない。〔かた言(1650)〕
狂言記朝比奈(1700)「『おせめそい』『いやいやもはやせめとむない』」
※浄瑠璃・夏祭浪花鑑(1745)三「ヱヱいやらしい、聞きとむない」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「とむない」の意味・読み・例文・類語

とむ‐な・い

[連語]《連語「ともない」の音変化》動詞、および動詞型活用の助動詞に付く。…したくもない。
「もはや責め―・い」〈続狂言記・朝比奈

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