ぬっぺら坊(読み)ぬっぺらぼう

精選版 日本国語大辞典 「ぬっぺら坊」の意味・読み・例文・類語

ぬっぺら‐ぼう ‥バウ【ぬっぺら坊】

〘名〙 (形動) (「ぬっぺらぽう」とも)
目鼻などがなく、のっぺりとしていること、目鼻だちなどがはっきりしていないこと。また、そのものや、そのさま。つかみどころのない怪物。のっぺらぼう。ぬっぺらぽん。
※俳諧・瀬とり舟(1704)「壁人(かけほし)無面目(ヌッヘラホウ)の唖(ものいはず)
② 愚鈍なこと。また、その人や、そのさま。
※歌舞伎・助六廓夜桜(1779)「ぬっぺらぼうか、物を言へ」
[補注]本来は、表面的に平らで、滑らかな様子のものを指す語だったと考えられる。従って、人間の頭部について用いれば、坊主頭を表わし、顔面について用いれば、化粧した顔を表わしたり、目鼻のない妖怪を表わしたりする。さらに、人間の気質について用いれば、とらえどころがなく、はっきりしない人柄をいう。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android