髭籠(読み)ひげこ

精選版 日本国語大辞典 「髭籠」の意味・読み・例文・類語

ひげ‐こ【髭籠】

〘名〙 細く割った竹や針金で編んで、編み残した端をひげのように延ばしてあるかご端午の幟(のぼり)の頭につけたり、贈り物などを入れるのに用いた。どじょうかご。ひげかご。
※宇津保(970‐999頃)楼上上「院より白かねのひげこ廿、銀(しろかね)黄金(こがね)して毬栗(わかくり)・松の実・かへ・棗(なつめ)など作り入れさせ」

ひげ‐かご【髭籠】

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「髭籠」の意味・読み・例文・類語

ひげ‐こ【×籠/×籠】

竹や針金を編んで、編み残しの端を、ひげのように延ばしたかご。贈り物などを入れるのに用いた。泥鰌籠どじょうかご。ひげかご。

ひげ‐かご【×髭籠/×鬚籠】

ひげこ」に同じ。

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