ばさつく

精選版 日本国語大辞典 「ばさつく」の意味・読み・例文・類語

ばさ‐つ・く

〘自カ五(四)〙 (「つく」は接尾語) 風などにあおられて音をたててはためく。ばさばさと音をたてる。また、ばさばさに乱れる。
※俳諧・渋よつ手(1810)「幸に茶の下にばさつく団扇とならざる事を得は足なん」
※隣の女(1893)〈尾崎紅葉一六洗髪と見えて乱加減に婆娑(バサ)ついてゐる鬢の辺から」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「ばさつく」の意味・読み・例文・類語

ばさ‐つ・く

[動カ五(四)]
ばさばさと音をたてる。「強風に旗が―・く」
ばさばさに乱れる。「伸びすぎて髪が―・く」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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