ぱくる

精選版 日本国語大辞典 「ぱくる」の意味・読み・例文・類語

ぱく・る

〘他ラ五(四)〙
① 大きく口をあけて食べる。ぱくぱく食べる。ぱくつく。
店先商品などをかすめとる。金品をだまし取る。かっぱらう。また、俗に、他人作品剽窃する。
※社会観察万年筆(1914)〈松崎天民現代女学生「吝嗇な事を『源四郎』、盗むことを『パクル』〈略〉など云ふは通り言葉にて」
犯人などを逮捕する。検挙する。おもに逮捕される者の立場からいう。
※私の太陽(1956)〈井上友一郎〉悪の反射「下手すりゃ、一しょに丹下奥さんもパクられたろうと思うんだがね」

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デジタル大辞泉 「ぱくる」の意味・読み・例文・類語

ぱく・る

[動ラ五(四)]
大きく口をあけて食べる。ぱくつく。「おむすびを―・る」
人のものをかすめ取る。かっぱらう。「手形を―・る」
他人の作品・アイデアを、自分のものとして発表する。盗用する。剽窃する。
犯人などをつかまえる。検挙する。逮捕する。「現行犯で―・られる」
[可能]ぱくれる
[類語](3ぱくり真似る物真似盗用剽窃模倣模造模写盗作転用流用悪用借用後追い焼き直し類似似非酷似二番煎じ換骨奪胎コピーリメークイミテーションパロディーカバーオマージュリミックスカーボンコピー4捕まえる捕る捕らえる引っ捕らえる取り押さえる生け捕る召し捕るからめ取る引っくくとらまえる捕獲する拿捕だほする捕縛する逮捕する検束する検挙する挙げるしょっぴく引っ立てる

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