ぱちつかせる

精選版 日本国語大辞典 「ぱちつかせる」の意味・読み・例文・類語

ぱちつか・せる

〘他サ下一〙
① ぱちぱちと音をたてる。
坊っちゃん(1906)〈夏目漱石〉二「べらべらした透綾羽織を着て、局子をぱちつかせて」
② 目をぱちぱちさせる。目をいそがしく開いたり閉じたりする。
※当世文学通(1889)〈内田魯庵〉「眼をぱちつかせて膝押進め」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「ぱちつかせる」の意味・読み・例文・類語

ぱち‐つか・せる

[動サ下一]
ぱちぱちと音をたてる。
扇子を―・せて」〈漱石坊っちゃん
しきりにまばたきする。「びっくりして目を―・せる」
[類語]まばたくまたたまじろぐしばたたくぱちくりしょぼしょぼ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android