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ひしゃく(柄杓) ひしゃく

世界大百科事典 第2版の解説

ひしゃく【ひしゃく(柄杓)】

水をくむ道具で,古くはしゃくし(杓子)と同様に瓠(ひさご)を半分に割って作られた。柄杓とか檜杓と書かれるが,柄があることやヒノキで作られることが最初からの特徴とはいえず,むしろひしゃくの特徴は瓢簞(ひようたん)を意味するにある。ひしゃくは匏のなまった言葉であり,その俗信も神霊の容器とみられた瓢簞やしゃくしと共通するものが多い。よく抜けるようにといって安産の祈願に底抜け柄杓を奉納する風習は広く見られ,また海上で船幽霊に出会って〈ひしゃくをくれ〉といわれたときには船が沈められないようにやはり底抜け柄杓を与えるものとされている。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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