ひつ(櫃)(読み)ひつ

世界大百科事典 第2版「ひつ(櫃)」の解説

ひつ【ひつ(櫃)】

のある大型の箱。櫃は中国語の櫃子からきている。脚付きの()櫃(イラスト)と脚の付かない和()櫃(やまとびつ)(イラスト)とがある。唐櫃の脚は通常長側面に各2本,短側面に各1本の6本だが,正方形小櫃などはだいたい4本脚である。漆塗の塗櫃と素木(しらき)の明櫃(あかひつ)とあり,塗櫃には蒔絵などが施されているものもある。櫃は古墳時代ころから使われていたと考えられるが,中世あたりまでは多く唐櫃が使われていた。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

世界大百科事典内のひつ(櫃)の言及

【室内装飾】より

… 作りつけの家具というものは,東西ともにほとんどなかったらしい。西洋の室内でのもっとも重要な家具は,戸棚と櫃(ひつ)と寝台とであった。戸棚はブルジョアジーの家庭でも農家でも,もっとも自慢のたねとしてすえつけた家具で,衣類,銀器,書類,貯金などを入れておいた。…

※「ひつ(櫃)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

今日のキーワード

巡視船

海上保安庁に所属し海上の警備と救難業務を行なう船。外洋で行動する大型で航洋性があるものを巡視船といい,港内や湾内などのかぎられた水域で行動する 100総t程度以下の小型のものを巡視艇と呼ぶ。武器として...

巡視船の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android