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ひづめ(蹄) ひづめhoof

翻訳|hoof

世界大百科事典 第2版の解説

ひづめ【ひづめ(蹄) hoof】

大型の草食哺乳類がもつがんじょうな靴状のつめで,重い体を支えて長距離を走るのに適している。典型的なものはウマ,バク,サイなどの奇蹄類ウシカモシカ,シカ,キリン,イノシシなどの偶蹄類に見られるが,ゾウのつめもひづめである。一般の哺乳類の指端にある鉤(かぎ)づめの変わったもので,サルやヒトの扁(ひら)づめの大部分を占める壁(そうへき)が,指の端節を取り巻いて円筒状になり,その円筒の底を発達した爪底がふさいで,ちょうど靴をはいたように指の先を完全に包む。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

世界大百科事典内のひづめ(蹄)の言及

【つめ(爪)】より

…ひらづめは齧歯類の前足の第1指にも見られ,ハイラックスのつめもひらづめだといわれる。 ひづめhoof(またはungula)は,かぎづめに似るが爪板が円筒を形成し,その底を爪床がふさぎ,これらで靴のように指骨端節部を完全に包み,原則としてひづめだけを地に着けて歩く。奇蹄類,偶蹄類など,大型の草食動物に見られ,重い体重を支えて硬い地面を走るのに適する。…

【装蹄】より

…ウマのひづめに蹄鉄を装着すること。よく使役するウマはひづめの磨滅が成長を上回るのでひづめの磨滅を防ぐために蹄鉄をつける。…

【つめ(爪)】より

…四肢がある脊椎動物のつめは,表皮性の硬い角質(主成分はケラチン)からなり,両生類では,熱帯アフリカのツメガエルや渓流生のサンショウウオの幼生などにわずかに見られるのみであるが,爬虫類,鳥類,哺乳類ではほとんどつねにみられ,走ったり,木に登ったりする際の滑り止めや,穴を掘る道具として役だつほか,武器にもなる。哺乳類では,機能に応じて特殊化していて,かぎづめ(鉤爪),ひらづめ(扁爪),ひづめ(蹄)の3種類が区別できる。かぎづめclawは鳥類,爬虫類のつめと同様の基本構造をもつ最も普通に見られるつめで,単孔類,有袋類,食虫類,翼手類,齧歯(げつし)類,貧歯類,有鱗類,ウサギ類,食肉類などがこれをもつ。…

※「ひづめ(蹄)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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