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ひとりっ子政策 ひとりっこせいさく

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ひとりっ子政策
ひとりっこせいさく

一組の夫婦がもうける子供の数を 1人にとどめることを提唱した,中国の人口抑制政策。深刻な人口増加問題を背景に,1979年に打ち出された。宣伝や奨励措置を通じてひとりっ子が提唱され,2人目の子供を戸籍登録させなかったり罰金を科したりすることで,一部の少数民族を除く多くの家族が実質的に政策を強制された。労働力確保の問題や男子が家業を継ぐなどの伝統的な考え方もあって,農民からの反発が特に強く,国際的にも人権侵害としてしばしば批判された。政策に反して生まれたため戸籍登録ができず,教育や社会保障を受けられない多数のヘイハイズ(黒孩子)の発生なども問題となった。1984年以降たびたび緩和され,農村部や少数民族には条件付きで第2子や第3子の出産が認められるなど,地域や民族により適用が異なるようになった。さらに労働人口の減少による経済成長の鈍化や,高齢化が社会保障費の負担を増大させる懸念などから政策が転換され,地域ごとにひとりっ子同士の夫婦の第2子出産が容認されてきたが,2014年からは夫婦の一方がひとりっ子なら 2人目を生むことが全国的に認められ,2015年の中国共産党第18期中央委員会第5回全体会議(18期5中全会)において,すべての夫婦が 2人の子供をもうけることを認めるとして,産児制限政策が緩和された。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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