ひんしゃん

精選版 日本国語大辞典 「ひんしゃん」の意味・読み・例文・類語

ひん‐しゃん

〘副〙 (「と」を伴って用いることもある)
① =ぴんしゃん
浄瑠璃・大磯虎稚物語(1694頃)三「さしてもないことささやきまはり、ひんしゃんとして帰りける」
② もっともらしい態度、とりすましてこましゃくれた態度をするさまを表わす語。
浮世草子・好色貝合(1687)下「世上のぬればなし、〈略〉時のはやりことばを有ほどいひ、ひんしゃんとしておもはせぶり也」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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