ひん丸(読み)ひんまるめる

精選版 日本国語大辞典 「ひん丸」の意味・読み・例文・類語

ひん‐まる・める【ひん丸】

〘他マ下一〙 ひんまる・む 〘他マ下二〙 (「ひん」は接頭語)
① 手で固めてまるくする。ひんまろめる。
滑稽本・世中貧福論(1812‐22)上「鼻紙をちいさく切て女郎の名を聞、それぞれにかきしるし、ひんまるめて」
② いっしょくたにしてまとめる。また、巧みにいいくるめて自分に従わせる。ひんまろめる。
※玉塵抄(1563)九「すべ持するもろもろよいことをとりあつめひんまるめて」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android