びらしゃら

精選版 日本国語大辞典 「びらしゃら」の意味・読み・例文・類語

びら‐しゃら

[1] 〘副〙 (「と」を伴って用いることもある)
衣服などが垂れ下がってなびき翻るさまを表わす語。
仮名草子・元の木阿彌(1680)下「その名も高き小紫、だてな振袖びらしゃらと」
女性言動のなまめかしいさまを表わす語。
※仮名草子・都風俗鑑(1681)二「のふれんのかたすみより顔いだし、又はぴらしゃらしてゆるぎ出らるるは」
[2] (長い衣装をなびかすさまから) 女性、特に娘をいう。
※雑俳・柳多留‐一七(1782)「母くろうひらしゃら斗二三人」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「びらしゃら」の意味・読み・例文・類語

びら‐しゃら

[副](スル)女性がなまめかしく振る舞うさま。びらりしゃらり
其奴等そいつらア座敷で―しやがるだけで」〈木下尚江良人の自白

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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