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ふいご(鞴∥吹子) ふいご

世界大百科事典 第2版の解説

ふいご【ふいご(鞴∥吹子)】

人類は砂金(自然金),自然銅,隕鉄(いんてつ)などを見つけ,初めて金属を使うことを知った。次に炭を燃焼させて原料の鉱石を溶かし,金属を得られるようになったが,それには,送風つまり空気を多量に送って酸素を補給し,温度を上げる必要があった。そのためには,皮袋,うちわ(団扇),火吹竹などを使い,一時に多くの空気を吹きつける方法が考案された。日本では,昔から金属の製錬を〈金(かね)を吹く〉と呼びならわしているが,その実態を的確に表したものであろう。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

世界大百科事典内のふいご(鞴∥吹子)の言及

【鞴祭】より

…旧暦11月8日の行事。鍛冶・鋳物師・たたら師・白銀屋など,ふいごを使う職人のあいだで行われ,さらに風呂屋・のり屋・石屋など,広く火をたく職人のあいだにも普及していた。この日は天からふいごが降ってきた日だといい,業者はふいごにいろいろのもの,とくにミカンを供えて,これを集まって来る子どもたちにまいてやるふうがあった。…

※「ふいご(鞴∥吹子)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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