ぶらつく

精選版 日本国語大辞典 「ぶらつく」の意味・読み・例文・類語

ぶら‐つ・く

〘自カ五(四)〙 (「つく」は接尾語)
ぶらぶらゆれ動く。ぶらぶらする。ゆらゆらする。ぶらめく。
※咄本・百物語(1659)上「まことに二斗わきにぶらつきて有し故みえず」
※鼻(1916)〈芥川龍之介〉「長い鼻をあけ方の秋風にぶらつかせながら」
気持などが定まらなくなる。ふらつく。
政談(1727頃)四「公事裁許に心を不用、ぶらついて延引に及ぶもあり」
③ すぐ前にちらつく。
浄瑠璃津国女夫池(1721)一「国家の大事と成事、鼻の先にぶらつけ共」
④ ぶらぶら歩きまわる。散歩する。また、あてどもなく過ごす。ぶらぶらして暮らす。
※浄瑠璃・娥歌かるた(1714頃)五「我は道にぶらついて」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「ぶらつく」の意味・読み・例文・類語

ぶら‐つ・く

[動カ五(四)]
垂れ下がって揺れる。ぶらぶらする。「ひょうたんが風に―・く」
あてもなく歩きまわる。「川べりを―・く」
すぐ前にちらつく。「優勝が目の前に―・く」
[可能]ぶらつける
[類語]歩くうろつくさすらうさまよう出歩くほっつくほっつき歩くほっつき回るぶらぶらうろちょろうろうろちゃかちゃか徘徊彷徨低回流浪放浪漂泊流離漂流浮浪右往左往散歩散策足任せ逍遥そぞろ歩き漫歩遊歩漫遊巡歴行脚あんぎゃ跋渉ばっしょう杖を

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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