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べネチア・ビエンナーレ国際建築展 べねちあびえんなーれこくさいけんちくてんThe Architecture Section of Venice Biennale

知恵蔵の解説

べネチア・ビエンナーレ国際建築展

イタリアの海上都市べネチアを舞台に、原則として1年おきに開催されている国際建築展。「ビエンナーレ」は2年に1度という意味のイタリア語。1975年にスタートし、80年には世界でも最古の国際美術展「べネチア・ビエンナーレ」の傘下に入り、その建築部門として再編された。国別参加のため、参加各国はまずコミッショナー(展示責任者)を任命し、次いでコミッショナーによって選出された作家が自国のパビリオンに作品を展示する形式を採用している。日本は91年以降毎回参加しており、今までに磯崎新や森川嘉一郎がコミッショナーを歴任し、妹島和世+西沢立衛金獅子賞(最優秀賞)を受賞するなどの実績を残した。なお2008年に開催される第11回展では、日本館コミッショナーの決定に当たって初めて指名制のコンペが実施され、応募案を提出した6人の候補者の中から五十嵐太郎の案が最優秀に選ばれた。展示テーマは「EXTREME NATURE-SMALL PAVILIONS」。若手建築家の石上純也が、植物学者の大場秀章の協力を得て温室としても機能する華奢(きゃしゃ)な構造のスモール・パビリオン群を設計して会場に配置し、模型やドローイングによらず、モノ自体によって新しい空間の可能性を追究する展示を行う計画となっている。

(暮沢剛巳 建築評論家 / 2008年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について | 情報

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