ぼろい(読み)ボロイ

精選版 日本国語大辞典 「ぼろい」の意味・読み・例文・類語

ぼろ・い

〘形口〙
資本労力に比して利益が多い。楽で、もうけが多い。
歌舞伎・傾城三拍子(1826)上「なんと、ぼろい仕事ぢゃないかい」
② 非常にいたんでいる。使い古している。

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デジタル大辞泉 「ぼろい」の意味・読み・例文・類語

ぼろ・い

[形]
元手や労力にくらべて、利益がはなはだ多い。楽で、もうけが多い。「―・い商売
《「ぼろ(襤褸)」の形容詞化》古くなって傷んでいる。ぼろっちい。「―・い車」
[派生]ぼろさ[名]
[類語](1引き合うペイする割に合う算盤そろばんが合う採算がとれる採算が合う・割がいい/(2貧乏臭い貧乏たらしいけち吝嗇りんしょくしみったれしわい渋いしょっぱい細かいみみっちいいじましいさもしい卑しいせこい陋劣ろうれつけちけちけち臭い世知辛いこすい安っぽい安手むさくるしい所帯染みる貧相みすぼらしいちゃち貧弱ぼろぼろおんぼろよれよれがたがたぽんこつ老朽化ほこりっぽい汚い汚らしい小汚い薄汚いけがらわしいばっちいむさい泥まみれ不潔不浄不衛生不純尾籠びろう醜悪見苦しい汚穢おわい汚れ物汚濁けがれよごれ汚点汚染くすむ薄汚れる汚れるすすけるあかじみるまみれる油じみる汗じみるみっともないはしたない醜態老醜無様ぶざま不格好醜いしゅうばばっちいしどけない目障りむさいじじむさいかっこ悪いださい野暮野暮ったい泥臭い不細工田舎臭い不体裁グロテスク不器量弊衣破帽だらしない醜怪浅ましい見辛い見るに見兼ねる

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